よく言えばパターンが豊富な、悪く言えば落ち着かない変な譜面だと言われますが、 これでもしっかり自分のルールに則って作っているので何となくまとめてみました。 とにかく配色の流れには気を使っているつもりです。 NGルール ・小節またぎの8分ドン3連  例:1011201022102010,    1010201021012000,  →ドンが強調され、悪目立ちしてしまう形。   曲のキックによっては採用することもあるが、基本的には3連打などに置き換え、誤魔化す。 ・3つの複合の後ろ2色が同色  例:1021221012101122,    1000000000000000, (3回とも"21"で締めている 全てドンで締めている)  →締まりの音が同じなので無意識に単調さを与えてしまう形。   特徴的なキックのある場面では、後ろを同色で締めることで安定感を持たせることができる。   サビへ繋ぐBメロの道中などでこの配置をしてしまうのは避ける。 ・24分の1121、2212、1211、2122  32分の211、121、122、212  →24分の配色は16分の間隔にドンが置けず、ズレたように聞こえる為NG。   1221や2112は始まりと終わりの音がキッチリ1音で取られているのでしっくりくる。   32分の配色はディレイ的な使い方で音を印象付ける形が望ましいので、   1打目の後が異なる色だとあまりいい印象を与えない。 基本ルール ・起承転結、序破急の構成  例:1002102011201020, 起…4つ打ちを意識した取り方    1020102212102000, 承…4つ打ちを意識しつつ、複合に合わせて色を変える    1102102010112101, 転…4つ打ちを外した取り方へシフトさせる    0122120212104000, 結…4つ打ちと複合をまとめつつ休符で締める  →主に安定したパートで用いる流れ。(付点8分に対しても同様の使い方が出来る。)   さらに細かく言うと、2,4小節目でのみ5連打を用いることで譜面の流れを更に作っている。    1022102010010010, 序…付点8分のリズムを強調    1202101120020020, 破…リズムをそのままに、色を変える    1120120210212210, 急…付点8分に肉付けし、密度を高める(次小節への警鐘)    1121221011112222,   →主に4小節目が盛り上がるときに用いる流れ。   キックをカツで取る際には複合以外の部分を極力統一すること。   下手にドンに戻すと感触や流れが悪くなる為、思い切った統一の仕方で安定感だけ残す。 ・付点4分構成  例:1010201011201020, →11211212,    2210201211201010, →21211211,    2011102011201020, →21121212,    1021221121012000, →12212020,  →主にサビなどで用いる流れ。安定したパートにおける"転"としても使用できる。   メロディを取りながらも安定感を残す形として、各小節に1つは2112/1221となる骨格を残す。   この例も細かく言うと、5連打以上の複合を偶数小節に絞ることで安定感を持たせている。 その他 ・偶数小節における8分休符  先程から上げている例でも偶数小節に8分休符を敷いて終わらせているパートが目立つが、  安定感や譜面の配色の流れが合わなくなった時などに非常に役立つのでおススメ。 ・色の対称/反転  2連打の12021や21012、3連符の12212や21221など、  小節内での対比や偶数/奇数小節での対比を通して全体にまとまりを持たせることができる。  "転"や"破"にてキックをカツで取り続ける小節を作るとより自然にまとめることができる。  112122121などの長複合は11212と22121で色の反転が見られ、よく使いがち。 ・2連打の有効性  小節初めの10021〜など、密度をあまり上げたくないが流れを切りたくないときに用いる。  3小節目では11021〜とすることで小節初めより密度を上げつつ、  3連打を使わないことで密度の上昇を自然なものに仕上げることができる。  また、〜10210120,のような流れを"転"や"破"で〜1201021,と置けば、  パターンを変えつつ色の対称性も同時に生み出すことができる。